245元といえば、本ブログ独自のレートでは3675円。決してドブに捨ててもいい金額ではないし、カミさんには怒られるは、本ブログ常連のかしわさんには「PINKYさん、テレビ見ようよ」と呆れられるは、さんざんでした(笑)。
ことの顛末はこうだ。以下、僕:P、ガス屋:M。
M:「ガスの安全確認に来たよ」
P:「おう、どうぞ入って(´ω`)」
そして作業を始めるガス屋。
M:「ガス管が傷んでるなぁ」
P:「え?じゃあどうしたらいいの(´ω`)?」
M:「ガス漏れ発見器を設置しよう」
P:「でもお高いんでしょう(´ω`)?」
M:「たったの245元だよ!」
P:「いや、高いよ(´ω`;)!」
M:「大家に言えばいいんだよ!」
まぁ、確かに家に設置するものは、大家に言えば後でお金をもらえる。それが安全に関わるものだったら尚更だ。
M:「ところでお前何人?」
P:「日本人だよ(´ω`)」
あーぁ、また「尖閣がどうの」とか言われるんだろうなぁ、と思っていたら、このガス屋の反応は意外なものだった。
M:「日本はとてもいいよ!」
P:「え?そうかい(´ω`*)?」
そして、日本は清潔だとか日本人は礼儀正しいとか、コイツはひたすら日本を褒め始めた。そして、久々友好的なハルピン人に会ったことで、つい僕のサイフと心が緩んでしまった。
P:「うん、じゃあ頼むよ(´ω`*)ホクホク」
ガス漏れ発見器の設置はマシーンを電源に繋いだだけで、1分もかからず終わった。この時点で、「簡単過ぎないだろうか?」と思うのが普通だが、人のいい僕は、「彼の友好的な態度を信じてみよう!」と思ってしまったのだ(笑)。
さて、代金245元を払ってガス屋が帰り、2時間後くらいにバイトを終えたカミさんが帰ってきた。テーブルの上に置かれた領収書を見たカミさんの表情がみるみるうちにこわばっていく。以下、僕:P、カミさん:T。
T:「何?この245元って?」
P:「いや、ガス漏れ発見器を設置して・・(´ω`;)」
T:「なんで私に電話してこないの?」
――ヤバイ!カミさんが怒っている(゜д゜;)!
P:「いやいや、ガス漏れ発見マシーンだぜ(´ω`;)!」
と言って、その最新式超高級アラーム機能付きガス漏れ発見器を見せる。すると、僕の危機感のない態度がもっとカミさんを怒らせてしまった(汗)。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PINKY0215/20240609/20240609131743.jpg)
これが問題のブツ(笑)
T:「245元も払っちゃって!」
P:「いや、大家に言えば大丈夫でしょ(´ω`;)?」
T:「大家が詐欺のお金まで払うわけないでしょ!?」
P:「――え?詐欺(´ω`;)?」
ここで、ようやく騙されたことに気付いた僕。どうやら、最近のローカルニュース等でよくやっている新手の詐欺手法だったようだ。いや、我が家にテレビないもので(苦笑)。
でも、まだその詐欺と決まったわけではない。領収書に書かれたガス供給会社の番号に電話してみることにした。以下、僕:P、ガス供給会社:G。
P:「ガス漏れ発見器について聞きたいんだけど(´ω`;)」
G:「ハァ?何だそれ?」
P:「今御社から技術者が来てさぁ(´ω`;)」
G:「そんなサービスやってねぇよ!」
P:「いや、設置に245元払ったんだけど(´ω`;)」
G:「そんなの知らねぇよ!」
P:「いや、でも御社の名前を語ってたけど・・(´ω`;)」
G:「だから、ウチじゃそんなのやってないって!」
ブツン!(←電話切られた)
――騙された(゜д゜;)!!
ということで、僕が245元も払って人柱になったので、読者の皆様もガス漏れ発見器詐欺には気をつけよう!大金払って人柱になるなんて、ハルピン留学日記はなんて素晴らしいブログなんだ!(笑)
余談だが、ガスを使ってもないのに、ときどき爆音でアラームが鳴り響くコイツ。頼もしいヤツだぜ!
以上。