in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

行き過ぎた「メンツ重視」がもたらすもの

昨日は、カミさんが日本語学校のイベントに参加したので、父兄参観日のような気分でそれを見に行ってきました。

イベントの主な内容は、3つのグループに分かれ、普通に知識を争うクイズとジェスチャークイズ、そして体を使った数合わせゲームを行い、合計点数が一番高いグループが優勝。なお、それぞれのグループを1~2人の日本人教師が率いる。

――が、いろいろ問題あり過ぎ(゜д゜;)!

ちょっと「中国過ぎる」だろ(´ω`;)


クイズの内容は事前にだだ漏れであり、部外者である僕ですら知ることができた。これでは、知ってる人と知らない人で差がつくのは当たり前で、特に日本語で問題を聞いて、日本語で回答しなきゃいけない中国人回答者たちにとって、問題を知っているかどうかで正答率は全く変わってくる。

これは、「先生の威厳、メンツ」を重んじる中国ならではのやり方で、例えば先生が間違った答えを言ったりするのは中国では許されないことなのだろう。実際、先生は間違えても何度でも正解するまで再回答が許されていた。

ジェスチャークイズは、紙に書かれた日本語をジェスチャーして、同グループの人間がそれを何か当てるクイズなのだが、問題の順番に偏りがあり、先のグループは難しい問題を全て「パス」し、残った難易度の高い問題を後のグループが全て引き受けなければいけないという、全く不公平なものに。

極めつけが数合わせゲーム。3組中2組目のゲーム中にイベント終了の時間が来てしまい、3組目のグループはそのゲームに参加することすらできずに終わるという、何ともしまらない幕切れ。

おかげで「玩不上」という表現を覚えました(笑)

玩不上:時間等が足りなくて遊べない


「動詞+不上」のあまりにも適切な使い方と、滅多に聞くことがないであろう「玩」との組み合わせに思わず笑ってしまった。

話が逸れたが、こういう全く不公平な進行を見てしまうと、「中国では遊びですら『出来レース』なのか」と変に勘ぐってしまう。こういうのは、先生が間違えたりするハプニングを、普段は勉強の苦手な学生がクイズでは活躍したりする様を、勝ち負け関係なしに楽しむものではないのか。

ちなみにイベントの結果は、いろんなところで順番の恩恵を受けた1組目が優勝。2組目と3組目は同点という結果に。数合わせゲームをやった2組目とやっていない3組目が同点のわけがないが、これも「メンツ」を考えた上での配慮なのだろう。

ということで、メンツを重んじるのは大事なことだが、これによって優勝したって嬉しくもなんともないだろうし(こういう遊びのイベントならなおさら)、これが逆にメンツを潰してしまっていることに気づかないのだろうか。こういう運営は、日本語学校といえどもやっぱり中国人にやらせてはいけないな、と思った次第です。

接待ゴルフじゃねぇんだから(´ω`;)

以上。