in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

日中間の敵対意識をなくす斬新な方法

今回は、ネット上で作られた「日本鬼子(ひのもと おにこ)」について。



何を言ってるかわからない人もいるかもしれないので、補足すると、「日本鬼子(ひのもと おにこ)」っていう美少女アニメキャラを作り、もともと中国語での日本人への蔑称である「日本鬼子」に別の意味、概念を作るということらしい。



僕は、これを考えた人は天才だと思う。まさにアニメ大国である日本にしかできない、全く新しい平和的な対抗方法だ。これによって、「日本鬼子」と中国人が口にしたとき、差別感情ではなくアニメキャラを思い浮かべるようになれば成功、といったところなのだろう。中国語には音読み・訓読みなどはないので、「日本鬼子」は差別用語だろうとこのキャラの名前だろうと「ribenguizi」だ。



ちなみに、僕の周りの親日の中国人の友達は、みんな日本のアニメとゲームが大好きなので、もちろん「ひのもと おにこ」の件も知っていた。ただ、僕の前でそれを発音すると、誤解を招く恐れがあるために言わなかったそうだ。で、この件について聞いてみると、



「日本人は自虐ネタ好きだねー(´ー`)」



と笑顔で返してきた。



・・・・まだ、若干認識にズレがあるようだ(´ω`;)



ところで、googleが撤退した中国では、百度というサイトがそれに代わる役割をしている。つまり、中国語で「ググれ!」に相当するのが、「百度一下!」と言ったところ。そんな百度で「日本鬼子」と検索すると、3番目にこの「ひのもと おにこ」がヒットする(2010.11.27現在)。まだまだ生まれて間もないであろう「ひのもと おにこ」が、もう3番目ですよ。



「日本鬼子」――この言葉をこれから知り、百度で調べたときにこのアニメキャラを見つけ、差別感情ではなく「ひのもと おにこ」が思い浮かぶようになる世代は・・・・2000年生まれ以降くらいの子供たちからかな。こうやって、差別意識がなくなっていったら、これはもうすごいことだよね。



そうなるまで、あと10年くらいかな(´ー`)



中国政府がほっといてくれれば、だけど(´ω`;)



――でも10年後、中国人の日本人に対する認識ってどう変わってるんだろうね。政府が変わらない限り、大きく変わることはないんだろうけど、少なくとも「日本鬼子」についての認識は変わってる可能性が大きい。それだけでもすごいことだ。



この発想をした人に拍手を送りたいヽ(´ー`)ノ



しょっちゅうこっちで嫌な思いをしている僕は、心の底からそう思います。



ちなみに中国のアニメーター達も、これに対抗すべく「支那豚(猪)」とか「中華支那子」という萌えキャラを作ろうとしているらしいです。でも前者なら、字面からして日本鬼子とは違うし、後者だと、中国にはそもそも「○○子」という名前がないので、上手く作用するかは謎ですが(笑)。



平和的な対抗方法をとるってのは素晴らしいのだが、アニメで日本に対抗するのは難しいだろう。僕が中国人なら、世界に誇れる中華料理にその名前を冠して対抗するけどな。



もしそんな料理を作る人が出てきたら、



僕は、同じく彼にも盛大な拍手を送るよヽ(´ー`)ノ



以上。