島耕作への道 ~第百二十四歩目・憂鬱の現場勤務編その9~
「やっと連休だ・・・・」
いやいや、年が明けて1ヶ月が経ったが、同期は完全に来なくなり、ほんとに一人ぼっちになった僕。現場はパンク寸前の忙しさです。この1ヶ月、土曜日は全部仕事だったような気がする。っていうか、この3連休も他の先輩方は出勤してるんだよね(汗)。―私?申し訳ないけど、丁重にお断り致しました。だって、先輩方(現場歴最低8年以上のベテラン勢)は4人で14台の機械見ればいいけど、僕(現場歴半年)は1人で12台の機械担当してるんだぜ(苦笑)。
―とまあ、愚痴はこのへんにしておいて、年が明けてから現場にいろいろ大きな動きがありました。
1、他の部署の役職が助っ人に来てくれている
2、タイ支社の製造部長が、正式にウチの現場に来た
3、工場長が直々に生産計画を立てている
まず1だけど、現場でラインに入ってる外国人作業者っているでしょう?彼らが休憩するときって、機械を止めるわけにはいかないから、私たち社員がラインに入るんですよ。一日に合計1時間15分も。時間ズラして2つのラインに入るときもあるから、一日に2時間半くらいラインに入ることもある。でも、この時間って非常にもったいないわけ。他に山ほど動かさなきゃいけない機械があるっていうのに、その時間には何もできないんだから。で、他の部署の役職連中が、代わりにラインに入ってくれるようになったんだよね。そうすると、毎日1時間15分の時間が増える。これだけあれば、僕でも機械を1台動かすことができるわけだ。
そして2。ウチの現場の人員不足は全社内で問題になっているらしく、とうとう大物が派遣されてきた。それが、弊社のタイ支社で製造部長(日本では課長クラスだが)をやっておられた方。この方、タイでは現場管理をなさっていたようで、機械操作は大してできない。でも、現場が動きやすいような、ムダをなくすような環境を作るのがとても上手い。「この方がいらしてから、大分ラクになったなあ!」っていう声が早くも上がっている。
最後に3。ウチの会社の工場長って、他社でいうところの「支社長」なんですよ。でも、本来ならば生産計画を立てなければいけない現場課長は、一人ぼっちになってしまった僕のフォローに忙しく、現場に出ずっぱり。ということで、急遽指揮系統が変更。支社長に当たる、工場長(ヤクザ系)が直々に生産計画を立てることになった。最初は「すぐ怒鳴るし怖いなあ」と思っていたが、やはり現場歴30年の古強者。ムダの無い生産計画をお立てになる。そのとおりに動くと、「あ!今ムダのない動きしてるよ、おれ!」って思うもん。
しかし、会社って戦場だよね。「三国志でこんな場面あったなあ」みたいに思うこと多いもん。例えば、一人ぼっちになったときは、「おれ、街亭の馬ショクみたいだなあ」と思ったり、先輩が助っ人に来てくれたときなんか、「おぉ!趙雲殿、援軍恩に着ますぞ!」みたいなセリフが頭をよぎったり、工場長が指揮を取るって知ったときは、「鬼の夏候淵将軍が指揮を取るらしい」なんて、雑兵たちがささやき合うシーンが浮かんだり(笑)。
こんな感じの仕事始めの1ヶ月でした。さて今日は、ヤフオクで買った「夢見工房(詳しくはグーグルで調べよう!商品使用後レポします)」が届く以外、何の予定もないからブログ更新するぞぉ!