in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

島耕作への道 ~第九十歩目・東京本社編その19~

昨日で今年の業務も終わった。年末は忙しくて、全然ブログ更新できなかったよ。しかし波乱の一年だった。特に、4月1日からは全く違う人生だった。もう人生観が180度変わったね。とりあえず、 「いかに自分がちっぽけな存在かがわかった」 って感じ。3月31日までの僕は、本気で世界を変えられると思っていた。でも4月1日には、僕は自分の意見ひとつも言えないカスってことに気付いた。今まで何やってきたんだろうって思ったよ。 「他人の顔色を伺う」 「他人に合わせる」 「他人とつるむ」 なんてことが死ぬほど嫌いな僕にとって、ほんと毎日が試練だった。納得いかないような雑用をやらされ続けて、胃が痛くてしょうがなかった。しかも、僕は付き合い悪いからあんまり部署に馴染めなくて、耐え難い屈辱も何度も味わった。一週間、嫌で嫌でどうしようもないけど耐えて、ようやく土日になったと思ったら、それでも時間は非情で、日曜日が終わってしまえば、月曜からはまた仕事に行かなくちゃいけない。そして、また一週間5:30に起きなくちゃいけない。当たり前のようだけど、僕にはこれが辛くて辛くてしょうがなかった。 でも、前回のブログにも書いたけど、中国人のバイトが入ってきた頃からかなぁ。ようやく、責任感っていうか使命感っていうものを持ち始めたのは。何しろ、彼らは僕が配属されて2ヶ月後に入ってきた。だから、僕と彼らは実質2ヶ月の差しかない。彼らは優秀だから、すぐにも追いつかれそうでね。さすがの僕も一生懸命やるようになった。そして、通常業務のほかに彼らの面倒も任された僕は、ちょっとずつ残業も増えていった。不満はいろいろあったけど、 「仕事多過ぎだろ!」 っていう愚痴は、中国人のバイト達が聞いてくれた。 「PINKYさんが一番頑張ってると思いますよ」 いつもそう言ってくれた彼らには、何度励まされたかわからない。そう、ようやく心を開ける人間ができたのだ。それからは、ひとつの仕事を彼らと一緒にやることが増え、いろいろサポートしたりされたりしつつ、少しずつこなせる仕事も増えた。今まで馴染めなかった連中からも、ちょっとずつ信頼されてきて、仕事もくれるようになったし、冗談を言い合えるような人も増えてきた。それでも、相変わらず僕は誰ともつるまないが、最近は会社の飲み会にも顔を出すようにしている。少しずつ気付いてきたのだ。飲み会ってのは、 「自分はあなた達の敵ではありません」 ってことを示す場ってことに。めんどくさいけど、1,2時間の参加で円満な関係が築けるなら安いものだ。そう思えるようになったってことは、僕も少しは大人になったのかな。こんな感じで、今後もアイデンティティは失わないように、ヘラヘラ頑張っていこうと思います。 「それでは皆様も、今年一年お疲れ様でした!」