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私が愛した漫画たち「新・ジャングルの王者ターちゃん」

僕の好きな漫画ランキングベスト10に入れようかいつも迷う漫画。

とにかくストーリーが面白過ぎるし、どんなに緊迫した場面でも挟んでくるギャグが抜群に笑える。そもそも、「異種格闘技トーナメントもの」って「刃牙シリーズ」が元祖のような扱いをされているが、連載開始時期から考えると恐らく本作の方が先だろう。

ドラゴンボール聖闘士星矢レベルで世界中でヒットしても良さそう──というより、ストーリーだけ見れば同2作よりずっと面白いのだが、なぜスマッシュヒットで終わってしまったのか?僕なりの考察を以下に記す。

 

1, 主人公のキャラデザインが弱い

2, 絵、特に筋肉がくどい

3, 下ネタが過ぎる

 

まずは「1」から補足していこう。確かにターちゃんは非常に魅力的な主人公だ。でも、裸に金髪のオールバックというだけで、例えば悟空や星矢等と比べ、デザインが圧倒的に弱いと思わないだろうか。なんて言うか、「模写したくなるデザインではない」というか。

そして「2」。絵は非常に上手いのだが、特に筋肉の描写が全員ボディビルダーのようでくど過ぎる。上述したドラゴンボール等の世界的なヒット作品は、そのへんを上手くデフォルメしており、くどい感じは全くしない。

最後に「3」の下ネタに関しては言うに及ばず。全国のお母さんを味方につけられなかったのはデカいだろう。

あと、十二神将編を描き切れずに打ち切りエンドとなってしまった点も痛い。かなり綺麗な終わり方はしているものの、やはりそれまでの戦いをきちんと描いて欲しかった。未来アナベベが消えかけた矛盾だけが残っちゃったし。

それでも、読み直すたびに毎回「よくできた漫画だよなー」と感心してしまう。特に「梁師範VSクローン」、「ターちゃんVSペドロ」は格闘技漫画の中でも屈指の名勝負だし、「ペドロとドロシーちゃん」、「シャボン玉とんだ」なんかは感動的な話を見事に一話で完結させている。

ギャグもほんと面白いんだよね。「いや、正確には7(殺陣)だ」とか「前方にいるいかれたメスを狙いなさい」、「口切っちゃった」とかは声出して笑ったもんなぁ。

──うん、やっぱり圧倒的に面白いわ!セールス的にはスマッシュヒットで終わったものの、僕は心から大好きな漫画だ。

 

「新・ジャングルの王者ターちゃん」は、

 

今日から「僕の好きな漫画ベスト8」に昇格だっ!

 

以上