in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

私が愛した漫画たち「THE 3名様」

僕の好きな漫画ランキング・・・10位には入らないが30位には入る漫画。

この漫画が出た当時、僕は20歳くらいだったかなあ?まんまミッキー、まっつん、ふとしみたいな3人でつるんでたんだよね。ミッキー枠はこの話で出てきた隠れゲーマー、ふとし枠も同じ話で出てきた死んでしまったオタク、そして僕がまっつん枠だ。

僕は当時大学生、ミッキー枠は専門学校生、そしてふとし枠はパパのコネで大手企業で働いていた。なんかね、職業こそ違えどキャラ設定もまんまカブってて、ミッキー枠は「いつか世界一周したい」と言いつついつまでも行かず、ふとし枠はアニメとゲームばかりやってて太っていた。まっつん枠の僕は僕で2人がゲームの話してるのに空気読まずにR&Rの話で割り込んだり、といった具合に(笑)。あと違ったのは、集まる場所がファミレスではなく、それぞれの家だったってことかな。

そして、そんなバックグランドの違う3人の共通の話題がこの「THE 3名様」だったんだよね。「おれたち、ほんとリアル3名様だよな!」って言いながら毎週末集まっては、酒を飲んでたっけ。20歳過ぎた若者がアルコールでベロベロになり、話す話題が「THE 3名様」(笑)──なんと無意味な時間だったのか──でも、ふとし枠のオタクが死んでしまった今や、もう二度とリアル3名様を再現することはできない。

さて、この漫画の内容は毎回読み切りタイプのギャグ漫画だが、ヤマもなければオチもない。無気力な若者たちが集まり、ただくだらないことを話し続けるだけの脱力系(だからこそ大好き)。連載開始時期がちょっとでもズレたら、話題にもならなかったのではないだろうか。21世紀初頭の日本という、景気はすでに地に堕ち、少年犯罪が増えてきたカオスな時代だったからこそ、スマッシュヒットを果たせた作品だろう。

以上