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主観的に見る、各国の中国語の特徴

いわゆるカタカナっぽい日本人英語を「ジャングリッシュ」、中国人っぽい英語を「チャングリッシュ」などと呼んだりしますが、中国語も、それぞれの国の人間によって、つまり、どんな言葉を背景に育ったかによって、いろいろな特徴が出るもの。

今回は、僕の知ってる範囲での各国の中国語の特徴を紹介します。特徴が特に顕著な国には具体例を用意しました。その国の人間に言わせてみよう!(笑)

ロシア

ロシア語の発音が複雑だからか、発音自体はキレイな人が多い。声調に問題があることが多く、中国語なのかロシア語なのかわからないことも。だが、逆に言うと声調が完璧なロシア人は、ほぼ完璧な中国語を話す(汗)。

北米
カナダ人の知り合いは一人で、アメリカ人も数自体が少ないので判断は難しいが、キレイに発音する人の率が一番高い、というより、知り合いの北米人は全員めちゃくちゃ発音がいい。

だが、ウチの大学の留学生センターの特徴として、アメリカからだけは特に中国語の堪能な人材を集めているから、とも考えられる。これにカナダを含むかは謎。

南米
知り合いはたった一人のメキシコ人。判断は難しいが、コイツの発音はめっちゃくちゃ上手い(汗)。

ヨーロッパ
一括りにしてしまうと広過ぎるし、背景にある言葉も種類が多過ぎるが、発音自体はキレイな人が多い。ドイツ語が背景にある人の「h」は必聴!(笑)

西アジア
イラン、イラク、アラブに知り合いがいますが、どれも結構上手い。が、わりと威圧的な中国語を話す傾向があるため、中国人ウケは悪い(笑)。

東南アジア
タイとベトナムにしか知り合いはいないが、両国とも中国と隣接(タイは微妙に離れてるっけ?)しているためか、何となく特徴が似ている。また、言語自体の発音も広東語に近いせいか、南訛りの中国語に聞こえることが多いが、総合的な発音はかなり上手い。

アフリカ
一括りにしてしまうと広過ぎるし、背景にある言葉も種類が多過ぎるが、ルームメイトがアフリカはベナン人だったこともあり(思い出すだけで胃が痛いw)、今でも知り合いは結構多い。大体の傾向は掴めてると思う。問題が多い地域その1(笑)。

「xi」→日本語の「すぃ」に近く変化。
「qi」→日本語の「つぃ」に近く変化。
「ji」→日本語の「ずぃ」に近く変化。

具体例:「谢谢,从前天起渐渐喜欢你了」


列挙してみると一目瞭然だが、口の中で発音する音が舌先で発音する音に変化してしまうようだ。

韓国
ウチの大学の留学生のおよそ約半分を占める韓国人。触れ合う機会が多いせいか、変な発音も耳に入ってきてしまう。問題が多い地域その2(笑)。

「s」→「sh」に変化。日本語の「しゅ」に近い
「c」→「ch」に変化。日本語の「ちゅ」に近い
「z」→「zh」に変化。日本語の「じゅ」に近い
「f」→「p」に変化。日本語の「ぷ」に近い


具体例:「上次在韩国作的衣服」

前者3つは、アフリカと逆の傾向。舌先が使えず、口の中で発音してしまうようだ。「f」は謎(汗)。

日本
最後に日本。何しろ僕自身が日本人のため、把握できてない問題も多いだろう。最も客観視できない地域であり、客観的には、最も問題が多いと言われる地域のひとつでもある(笑)。

「n」→「ng」との区別がつかず
「ng」→「n」との区別がつかず
「r-1」→反り舌音が出せず、まんま「ら行」
「r-2」→英語の「r」になってしまう
「sh」→反り舌音が出せず、まんま「しゅ」
「ch」→反り舌音が出せず、まんま「ちゅ」
「zh」→反り舌音が出せず、まんま「じゅ」
「e」→「あ」、「う」、「お」のどれかに変化
「er-1」→舌を巻き過ぎてしまう
「er-2」→マンガの読み過ぎか「アル」と発音

具体例1:「康先生,你看过抗日战争片儿吗?」
具体例2:「我饿的时候,你千万别忘记别惹我」
具体例3:「我左看右看想了又想」


もうさ、最後の「アル」なんてギャグみたいでしょう?「狙ってんじゃねぇぞ!PINKY!」って言われそうですが、ほんとにいるんですよ(汗)。

また、日本語は抑揚の少ない言語のためか、声調を表現するのも苦手と言われることが多い。・・・・ボロボロじゃねぇか(苦笑)。

我々日本人が、アフリカ人の「xi」が「すぃ」になるのを聞いたとき、また、韓国人の「f」が「p」になるのを聞いたとき、「舌の位置がそもそも違うじゃねぇかよ(ワロス)」などと思ってしまうが、「n」と「ng」も舌の位置がそもそも違うんだよね。全く同じ音に聞こえるが(汗)。

人の発音を笑うのはほどほどに・・・・

僕もアナタもきっと笑われてます(´ω`;)

以上。