外国語を真の意味で理解するには、
その国に10年は住まないと難しい
これは、どこで見た言葉だったか忘れてしまったが、確かにそのとおりかもしれない。いや、これは僕がもうハルピンに来て3年目になるのに、当たり前の言葉が通じないための言い訳ではない(笑)。
知っている単語、知っている文法でも、
その国の人ならではの理解の仕方がある
僕が言いたいのはこれだ。例えば、あなたに好きな女の子ができて、その子に告白したとしよう。そして、「ごめんなさい、あなたとは付き合えないわ」と言われたら、我々日本人ならどうするだろうか。ストーカー等が社会問題となっている我々からすると、潔くあきらめるのが当然だろう。だが、中国(ハルピンだけか?)では違うらしい。
潔い=簡単にあきらめる
=それほど私のことを本気で好きではない
こんな風な捉え方を女の子側はするらしい。つまり、あきらめずに2度3度追いかけてくるかを見ているとか。でも、これって自分で経験したりしないとわからないことだよね。こんな機会が無かったら、
なるほど、この習慣を理解するのに
10年くらいかかってしまうかもしれない
この話は、あくまで極端なひとつの例に過ぎないし、ここまで来ると「外国語の理解」というよりは、「その国の人間をどこまで理解しているか」という話になるかもしれない。だが、コミュニケーションに大きく関わることなのは間違いないので、やはり、これの理解を避けては外国語の習得は難しいだろう。
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これは、単純な外国語能力の問題ではなく、「その国への、その国の人間への理解度」も期待できるからなんだろうなぁ。
日本独自の習慣として「遠慮」や「慎み深い」等があるが、いい意味でも悪い意味でも遠慮や慎み深さとは無縁のハルピンでは、これが案外つまらない揉め事の引き金になったりします。
思えば、日本人同士でもしょっちゅう生じる誤解
言葉や習慣、周囲の環境や教育が異なれば、
頻繁に誤解が生じるのは当たり前かもしれない
いや、別に何か問題が起きたわけではないのだが、ふっとこんなことを思いついたので書いてみただけですよ。深読みしないように(笑)。
つまり、セブンセンシズまで発揮しないと、
外国語は習得できないってことですよ(´ω`;)
以上。