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趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

「発達し過ぎた」故の障害

ヤプミー登録(相互リングみたいなもの?)を経て、北京で留学中のsleepysundayさんの留学ブログ、「きままにぺきんせいかつ」が新たに本ブログのお友達に加わりました。僕もびっくりのマメさで、久しぶりに読み応えのあるブログだ。

読み応えのあるブログを見つけると何が嬉しいって、自分のブログにもいい方向に作用するんだよね。ブログのネタをいろいろもらえるというか。今回のテーマは、そんな「きままにぺきんせいかつ」からいただいたインスピレーションから。

さて、ウチの大学の日本人留学生は、大部分が寮での相部屋に耐えられず、寮の一人部屋(料金は倍払うことになる)に移るか、僕のように外に引っ越す。こうやって書くと、まるで僕ら日本人に協調性が無いかのようだ。では、なぜこんなことになるのか。

それは、我々日本人の公共道徳心

圧倒的に発達しているからだろう


例えば、机の上にペンが置いてあるとしよう。日本人は、必ず持ち主に断ってから借りるだろう。でも、大部分の国の人間は何も言わずに使い、ひどいときはそのまま持って行ってしまう。留学生センターにいたときに先生にこれをやられ、「返してください」と言ったら、「ケチだなあ!」と言われたことがあるよ(苦笑)。

また、これから寮の相部屋に入るということを想像してみて欲しい。ルームメイトは・・そうだな、3日後に到着することにしよう。きっとあなたは、これから来るルームメイトのために、クローゼットはキッチリ半分、その他のスペースもキッチリ半分しか使わないだろう。でも外国人はこんなことしない。むしろ、全てを使い切るくらい平気でする。

ただ、彼らに悪気はない

気付かないだけなのだ

公共道徳という概念を持っていないから(´ω`;)


「日本人は器が小さい」とか、上記の僕の先生のように「ケチ」だの言う外人が多いが、そんなことはない。「これをやったら他人が嫌がるだろうな、だからやめておこう」という公共道徳心が異常に発達しているだけ。でも、これって他人を思いやれる素晴らしい概念なんじゃないの?

ただその分、「僕だったら、相手が日本人だったら、こんなことしないのに」という外人への失望感を感じることも増えてしまうが。そして、それらが積み重なっていくうちにストレスとなり、結局、一人部屋に移るか外に引っ越すかしてしまうのだろう。

僕は、ルームメイトとの確執に耐え切れず、結局後者を選んだ。言い換えれば、問題解決をする前に逃げたとも言えよう。では、もしあのとき逃げなかったとしたらどんな解決法があったのか。相手は話しあっても無駄、怒っても逆ギレするような連中だ。

それは、日本の小学校が小学生にするように、

少しずつ道徳教育を施すしかない(´ω`;)


「これをこうすると他人に迷惑だよね?だからやめようね」という具合に。上記の例だったら、「このペンはあなたのじゃないよね?だから使う前に一言声をかけようね」、「ここはあなた一人の部屋じゃないよね?だから相手のことも考えて部屋を使おうね」っていう感じか。

こんな上から目線のことできねぇよな(´ω`;)

軍国主義の再来だ!」とか言われそうだし(´ω`;)


相手は、僕ら日本人からすればケダモノみたいな生活習慣だが、それでも、もう何年、何十年とそうして暮らしてきたわけだから、それを頭ごなしに矯正しようとするのもよくないだろう。

だから最善の方法は引っ越す・・・・ではなく、やっぱりお互いが時間をかけて話し合うしかないんだろうな。どうしてもってときは、寮長に相談して部屋を変えてもらうとかね。

ということで、日本人は異常なまでに公共道徳心が発達してしまった故に、逆に海外では浮いてしまったり、居心地の悪さを感じることも多い。だが、先に書いたようにこれは素晴らしいことであり、ある意味では人類の究極の到達点のひとつでもある。

つまり、「発達し過ぎた」んですね(´ω`;)


以上。