最近、作文の宿題が出てね。相変わらず、普段の授業で全く目立てていない僕は、得意の作文で挽回しようとすげえ必死で書いた。毎回、作文提出後の次の授業で、成績優秀者の作文を先生が読み上げるんだけど、何しろ、前学期は毎回僕の独壇場だった。挙句の果てには先生から、
「今回の作文もあなたのが一番だけど、毎回あなたのを紹介してるから、今回は違う人のを紹介するね」
って言われたほど。そんな僕が、めちゃくちゃ気合いを入れた今回の作文。我ながら、今までで一番よい出来だ。そして、「ふふふ、今に見てろよ!真の実力を見せてやるぜ!」とほくそ笑み、次の授業を待っていた僕。
そしてその日はきた。先生が読み上げたのは、今回の成績優秀者4人の作文。一人二人三人・・・・僕のはまだ読まれない。「なるほど、僕のをトリに持ってきたか」と内心は期待でいっぱいだったのだが・・・・
とうとう僕のは読まれなかった!
1クラスたったの15人だというのに、
たったの15人中の上位4人に入れなかったのだ!!
・・・・正直、これは応えた。得意だと思ってた作文すら、このクラスでは霞んでしまうのか。なんというレベルの高さだろうか。と、凹んでいたら、中国人の友達から、
「何凹んでんの?自分のこと何様だと思ってんだ?」
と、冷静に諭されました。さらに、
「お前、前学期から何クラス飛び級したんだっけ?」
と続いた。そう、言い訳するわけではないが、僕はコツコツ1クラスずつ上げてきたクラスメイトたちと違い、今回いきなりクラスを3つ上げた。これは、小学生がいきなり高校に上がるようなもの。ちゃんと中学校を卒業して、高校に入ったともいえるクラスメイトに、いきなり追いつけるわけがないのだ。
いや、ほんとに頭のいいヤツだったら、こういうコースを辿っても、きっとまた一番になれちゃうんだろうけど、残念ながら僕は、猛々しいだけで出来の悪い愚か者だ。思えば、前回もいきなり一番になれたわけではなかった。コツコツ予復習して、少しずつ順位が上がっていったのだ。まして、3つもクラスを上げた今、より一層の努力が必要なのは明らか。いやー、ちょっと慢心してたわ(笑)。
ということで、「焦らずコツコツ」という基本に戻り、最後に笑えるように頑張ります。