「僕が言ってやる
でっかい声で言ってやる
聞こえて欲しい、あなたにも
ガンバレ!」
これはブルーハーツの名曲、「人にやさしく」の一説。僕はこの曲が大好きで、何度この曲に助けられたかわからない。―が、社会人になって気付いたのが、
「僕は、この『ガンバレ!』という言葉があまり好きではない」
っていうこと。なぜなら無責任だから。だって、
「『ガンバレ!』っていうのは簡単だけど、実際に頑張るのは自分」
だもん。だから、僕は意味もなく「ガンバレ!」を多用する人があまり好きではない。この言葉は、同じ場所で同じ苦しみや痛みを分け合ってる人同士しか使っちゃいけないと思うんだ。でも残念ながら、現在この言葉が最も多く使われる状況は、
「楽なところにいる人間が、苦しいところにいる人間に言う」
という現状。―高い位置から励まされても、嬉しくもなんともないんだよね。冷静に現状を分析してくれる方が、よっぽど励みになるよ。
いや、これは同じ職場内の話で、友達から言われる「ガンバレ!」や、ブルーハーツからは、もちろん元気をもらってるよ。
以上。