![国境線上の蟻~THE BEST](http://images-jp.amazon.com/images/P/B00005GM6F.09.MZZZZZZZ.jpg)
音楽:BLANKEY JET CITY「JOHN LENNON」
実は、ブランキーって、あんまり聞いたことがなかった。
「ほへー、聞いたことないギターソロを弾くのう!」
程度の認識しかなかった。それもそのはず、僕の好きな音楽には、そもそもギターソロが無いようなバンドが多いし、あっても、変わり映えのしないブルース系のソロを弾くバンドばかり。―ビートルズとかハイロウズのことね(笑)。そんなこんなで、ちゃんと聞く機会に恵まれないうちに、ブランキーは解散してしまった。
さて、2週間くらい前に図書館に行った折、ブランキーのベスト「国境線上の蟻」が目に入ったので、特に期待することもなく借りてみた。「JOHN LENNON」っていう曲が気になったから。ブランキーって、ジョン・レノンの影響が皆無っぽいから、どういう風にジョンを解釈してるのかと思ってね。そして、早速聞いてみた。
「ふむむ・・・・相変わらず聞いたことないリフを弾くのう!」
と、頷きながら聞いていたのも束の間。2番の歌詞でぶっ飛んだ!
「新聞は彼を夢想家だと書いた
マスコミは彼を偽善者だと決めつけた
音楽って不思議だよ 全てが見える
その人が抱いてる全ての世界が まるで
いつまでも押し寄せる波のように
いつまでも押し寄せる波のように
いつまでも押し寄せる波のように」
・・・・ベンジーのジョンに対する想いに、胸が締め付けられました。すごいぜ!ブランキー!
―でも、多分今後もブランキーにハマることはないだろうな(苦笑)。なんていうか、ハイロウズやビートルズみたいな「スカッと爽快!」ってものが、このバンドって皆無じゃない?なんか「憂鬱」なんだよね。「赤いタンバリン」とかは、彼らにしては爽快感溢れる曲だけど、やっぱりどこか「憂鬱」だ。多分、これがブランキーのウリなんだろうけど、僕には合わない。
「『JOHN LENNON』っていう大名曲を書いたバンド」
としてのみ、僕の記憶に刻み込まれるのだろう。
国境線上の蟻~THE BEST
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