映画:プライベート・ライアン(5点)
「大迫力の戦闘シーン!!」
前半の30分をたっぷり使っての戦闘シーンの迫力はすごかった!カメラがやたらとブレるので、「観にくいなあ・・・・」と思ったのもつかの間、地雷で吹っ飛ぶ兵士を観て仰天!最後の戦闘シーンでも、臆病者のアパムの見せ場はかっこよかったし、トム・ハンクスも相変わらず良い演技をするし、
「一人殺すごとに故郷が遠のく気がする」
ってのは、素晴らしいセリフだ。でも、あまり反戦のメッセージが感じられなかったなあ。敵軍の心理描写などが全く無いので、我々視聴者としては、ひたすらアメリカ軍を応援するしかないっていうか。
「勝ってるとき→さすがアメリカ!もっと殺れ!」
「負けてるとき→ふざけんな敵軍!負けちまえ!」
みたいな一方的な見方しかできないとこがどうも・・・・。これじゃ反戦どころか、戦争したくてしょうがない人間を増やしてしまうような。あと、最初と最後に入る星条旗のカットにどういう意味が?皮肉とも取れなくもないが(苦笑)。
そういうわけで、個人的には手放しにはホメられない作品。
プライベート・ライアン