in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

西多摩のレオナルド・ダビンチ

4年前、僕が20歳のとき、いつものようにバンド練習に行こうと、駅に向かってギターをかついで歩いていた。そしたら、いかにも怪しい風貌のオッサンが声をかけてきた。 「バンドやってんの?おれ、レスポール130本くらい持ってるんだよ。ウチ来ない?」 って。あ、レスポールって結構高いギターの種類ね。―で、僕は当時、¥20000弱の安っぽいギターを使っていたので、その言葉が神の声に聞こえた。結局、バンドの練習時間が迫っていた僕は、普通に流して立ち去ったのだが、もし、バンドの練習の帰りだったら、あのままついて行っていたかもしれない。だってレスポールだぜ!?マーシーもミック・ジョーンズも使ってたレスポールだぜ!?そりゃあ欲しいっつうの! でも、ほんとについて行ってたらどうなってたかなあ?まあ、殺されることはなかったと思うが、今頃別の趣味に目覚めてたかもしれないな(汗)。でも、もしかしたら僕の部屋にレスポールが飾られていたかも。・・・・一穴と引き換えに(苦笑)。あ、ところでそのオジサン、別れ際に、 『西多摩のレオナルド・ダビンチ』って呼んでくれ!」 って自信満々に言ってた。何じゃそら(爆)。 ちなみに、その日から数日間、どうしてもレスポールが欲しかった僕は、声をかけられた現場をウロウロしていたのだが、結局、「西多摩のレオナルド・ダビンチ」を再び目にすることはなかった。あの人は結局何者だったのか。その正体を知るものは誰もいない。でも、レスポールを知ってたってことは、もしかしたら本当だったのかなあ?音楽やってる人じゃないとなかなか知らないよね、レスポールなんて。 最後になるが、子供が何かに釣られて怪しい人について行っちゃっても、それは子供が悪いんじゃない。巧妙な手段を使う変態が悪い。成人男子だってグラついてしまうんだから。っていうか、24歳の今だってグラつくと思うよ。レスポール欲しさに。でも、最近も変な事件が起きたばかりだから、敢えて申し上げさせていただく。 「知らない人について行ってはいけません!」 今日のおすすめ:THE CLASH「IVAN MEETS G.I.JOE」 タカSHIT MEETS 西多摩のレオナルド・ダビンチ(笑)。あ、MEETSじゃなくてMETか。 冗談はさておき、めちゃくちゃかっこいいですよ、この曲。アルバム「SANDINISTA!」に収録。