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音楽:THE ROLLING STONES「JUMPIN’ JACK FLASH」
「ストーンズ?ビートルズの出来損ないだろ?」
何を隠そう、僕のストーンズに対する最初の印象はこうだったのだ!そして、ストーンズの良さがわかるようになった今でも、実はこの印象は変わっていない。そもそも、あんな神がかり的な4人組のビートルズと比べるのが間違っているのだから。「60年代のバンドは全てビートルズの出来損ないだ!」―極端なようだが、これが僕の持論だ。ストーンズがビートルズより先にデビューしてたら、僕がビートルズより先にストーンズを聞いていたら、もしかしたらこの持論も変わっていたかもしれないが。
さて、僕は別にビートルズ信者であることをアピールしようとも、ストーンズを貶めようとしてるわけでもない。「ビートルズには敵わない」だけで、ストーンズにはストーンズだけの良さがあるのだ。それは「曲中のタメ(溜め)」とミックのボーカル、そしてキースのギターサウンドだ。
まず、「曲中のタメ」だが、「JUNPIN’ JACK FLASH」にしろ、「STREET FIGHTING MAN」にしろ、「HONKY TONK WOMAN」にしろ、彼らの代表曲には必ず「曲中のタメ」がある。これはビートルズには無い特徴なのだ!ギター、ベース、ドラムに、ほんの少しの「タメ」を入れるだけなのだが、この一瞬の「タメ」が出せたから、彼らは「世界レベルのR&Rバンド」いや、「世界一のR&Bバンド」になったのだと思う。
そして、超独特なミックのボーカル!初期はちょっと緊張して歌ってるのがわかってまた良いが、なんといっても、「OUT OF TIME」や「RUBY TUESDAY」でのねちっこい歌い方がかっこいい!
キースのギターサウンドは、「ジャーン!」っていうコードストロークの音を聞いた瞬間に、「あ!これキースのギターだ!」ってわかるところがすごい!特に「STICKY FINGERS」あたりからは、完全にスタイルが出来上がっててかっこいい!
今回選んだ「JUNPIN’ JACK FLASH」は、今挙げた3つの要素が全て入ってるので、とにかくぶっ飛びます。「LOVE YOU LIVE」っていうライブアルバム収録のテイクが激ヤバ!
Love You Live
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