なんであんなことをやってしまったのか、今でも理由はわからない。酒を煽って酔っ払っていたわけでもない。何かで深く傷ついて自暴自棄になったわけでもない。
でも振り返ってみると、「自分のバカさ加減」に思わず笑えてくる。今回は、零下12℃のあなたの身も心も暖める、ハートフルなお話を紹介します。舞台は近所の仓买。登場人物は僕:P、仓买のオバサン:C。
P:「(お菓子を差して)これいくら?」
C:「3元だよ」
ここまでは至って普通のやり取りだ。敢えて中国語を書く必要もないと判断し、日本語でしか書いていない。だが、このときにどういうわけか、「日本古来からあるネタ」が頭をよぎっだのだ。
P:「啊啊,3万块啊」
(えーと、3万元ね)
一瞬、「は?」という顔をしたが、このオバサンは僕がガイジンだということを知っているので、冷静にこう答える。
C:「不是,3块啊」
(いや、3元だよ)
――勝負はこれからです(笑)。
P:「嗯,3万块啊」
(うん、3万元だよね)
C:「不是!3块钱!」
(違うって!3元だって!)
P:「哦,果然是3万块钱啊!」
(おう、やっぱり3万元じゃないか!)
C:「(指を折りながら)唉!一,二,三!3块钱!」
(あー!1,2,3!3元だよ!)
――まずい!東北人特有の半ギレモードになりつつある。と、ここで一旦とりなしに入る僕。
P:「哦,别生气啊,,这是日本古典的笑话啊」
(おいおい、怒るなよ、日本の古典的ギャグなんだ)
C:「咦?哪里有意思啊?」
(あぁ?どこが面白いのよ?)
・・・・そういえば、このネタってどこが面白いんだろう(汗)。日本の駄菓子屋のオバサンが好むこのネタ、中国の駄菓子屋ともいえる仓买のオバサンには通じませんでした。「しょうがないか」と大人しく金を渡す・・・・と見せかけての、
P:「(5元札を渡しながら)哦了,那么给你5万块!」
(おーけー、じゃあ5万元札で!)
C:「――Σ(゜д゜;)。o(まだ言うか!)」
P:「・・・・(´ω`;)ドキドキ」
緊張と静寂が僕ら二人を包む・・そして・・・・
C:「天呢!这小伙,,哈哈!」
(オーマイガー!こやつめハハハ!)
P:「――(´∀`)!」
C:「给你2万块钱!」
(オツリの2万元だよ!)
やったッ!通じたぞッ!
日本文化のアウトポート成功ッ(´ω`)!
というわけで、日本の古典的ギャグは中国でも通じるようだ。ポイントは、しつこいくらいに天丼で攻めること。あきらめなければきっと通じます(笑)。
ということで、中国人に通じるか試して欲しい古典的ギャグやネタを募集します(笑)。
以上。