in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

僕の人生の今は何章目くらいだろう

会社を辞めた。 とはいえ、辛くて逃げたわけではない。一生続けてもいいと思うくらい、工場の仕事は僕に合っていた。もちろん、毎日辛いことはあったし、逃げだしたくなったことは今まで何度もあった。でも、「フォレスト・ガンプ」じゃないけれど、「決まりを守るのが第一!」という会社という組織は、僕の性分に非常に合っていた気がする。 「大声で挨拶をして、ハキハキと応対して、重要なことはメモを取る」 僕はこれを3年間実行していただけだが、我ながら、結構上からもかわいがられていた自負があった。きっとこのままこの会社にいれば、なんとなく偉くなれるんだろうなーっていうのもあった。 上司や先輩方も素晴らしい方々ばかりだった。僕が100回以上機械条件をいじっても不良品しか作れなかったとき、パッと見て瞬時に不良現象を把握し、2回で良品を作ってしまったT係長。どんなに忙しくても、どんなに夜遅くてもいつも笑顔で助けてくれたI主任。僕の仕事が遅れてたり、気分が落ち込んでたりすると、さりげなく下ネタを言いながらフォローしてくれたT先輩。僕はこの方々と一緒に働けたことを誇りに思っています。現場に配属されて以来、この3人はずっと僕のヒーローだったな。 もっとも、どういうわけか全く仕事をしなくてもクビを切られない、文句すら言われないっていう人間も数人いたが。「僕が経営者だったら、まっ先にアイツらを切るのにな」とはいつも思ってたよ(笑)。―まあ、そういう「触れてはいけないこと」、「自分の力ではどうにもならないこと」っていうものの存在も、会社入って初めて知ったかな。 さて、愚痴っぽくなってしまったが、今後の道はもう決まっています。こんな「100年に一度」と言われている世界大恐慌の最中に、わざわざプーになったりはしません。いや・・・・プーみたいなもんかなあ。え?何するんだって? 「大学院行きます」 「28歳にもなって、バカじゃねーの?」っていう声が聞こえてきそうだけど、特待生として行けることになったので、学費は無料なのだ。仕事も減ってきて先行きが不安な会社にいて、不安な気持ちを抱えながら働き続けるよりは、それだったらスキルアップっていうことも考えて、もう一度学校行き直そうと思ったんだよね。 もちろん、めちゃくちゃ不安。言われたことをやっていれば、とりあえずは固定収入が入っていたのが、今後はゼロになるわけだからね。でも、このチャンスを逃すと、きっと僕はもう浮かび上がれないような気がしたし、何より、「あのとき大学院に行っていれば・・・・」って20年後くらいに後悔しそうで。「やらずに後悔するなら、やって後悔をしたい」―ありがちな言葉だけど、今の僕はほんとにこんな気持ち。 ということで、たった3年間ですが、いろいろ勉強になった「社会人編」は一旦お休み。BGMは、ウルフルズで「僕の人生の今は何章目くらいだろう」 ↑三人のヒーローの写真を載せることはできないため、レゴで再現(笑)。右からT係長、I主任、T先輩、僕。