マンガ:「ゴルゴ13」 作画:さいとうたかを
このマンガ、もう150巻くらいまで出てるのかな?僕が持っているのは、1~50巻までと、あとは飛び飛びで10冊くらい。全巻揃えているわけでもないのに、このマンガを語るのはおこがましいかもしれないが、僕はこのマンガが大好きなのだ!今回は、本作における活字の魅力を挙げていきたい。
・怒涛のメインタイトル!
内容が面白いのはもちろんだが、毎回のタイトルにもご注目!
「喪服の似合うとき」、「査察シースルー」、「白夜は愛のうめき」
「メランコリー・夏」、「魔笛のシュツカ」、「番号預金口座」
―これだけ読んでも面白そうでしょう?たかを先生は、響きの良い日本語の組み合わせを知ってるよね。
・シブいサブタイトル!
本作は、「1」で挙げたメインタイトルとは別に、毎回いくつかの章に分けられており、それぞれにサブタイトルがつけられているのだが、これがまたシブい!
「ボルシチは夜に・・・・」、「毒蜘蛛と蠍は」、「そのあとのゲーム」
「おしゃべり女」、「砂漠に弾痕を残して・・・・」、「ばらまかれた喪章」
などなど、思わず背筋がゾクゾクくるような言葉の並びがズラリ!さすがだぜ!たかを先生!
・ナイスなネーミングセンス!
本作には、主人公のゴルゴ13以外にも、かっこいい名前を持つ脇役がズラリ!
「ラオスのけし」、「ウッド・ペッカー」
「あひるのマーティ」、「ショットガン・スミニー」
などなど。どこまでかっこいいのよ!?たかを先生!
・迫力ある効果音!
また、効果音ですらもかっこよく描いてしまうのがたかを先生クオリティ!
車の音は「ババウーン!」
銃を撃てば「ドウッ!トウッ!」
スーツケースを開ければ「ゴクンッ!」
こんな効果音を駆使できるマンガ家が他にいるか!?荒木飛呂彦くらいしか思いつかねえよ!
―さて本作は、40年近く前から続いている劇画なので、今ではギャグマンガのように扱われることが多々あるが、そんな見方は許さない。今回は、本作における活字の魅力ばかりを書いてしまったが、上記の他にも、映画のようなセリフやアクション、ストーリーなど、魅力的な要素が満載なんだから!ゴルゴ13が敵の卑劣な拷問などを受けていると、思わずゴルゴを応援したくなるようになったら、あなたも一人前のゴルゴファンだぜ!
ということで、読まず嫌いせずに一度読んでみろって!絶対ハマるから!じゃないと人生損するぞ!
ゴルゴ13 (Volume 1)
さいとう たかを