僕が人生で一番「反体制」にカブれていたころ、
「忌野清志郎の過激な部分だけを集めた」と言っていい、このバンドからは多大な影響を受けた。
「HEY, HEY, WE ARE THE TIMERS!TIMERを持ってる」
「ああ、こんな歌作ってもいいんだ!」と、今までどこかで僕の作詞にブレーキをかけていたものが全て壊れた。そして、
阪神大震災時の混乱を歌った、この「ヘリコプター」の歌詞。
「レポーターよりも俺を乗せてくれ
火事場のまわりのやじ馬ヘリコプター
政府要人のヘリコプター 海外派兵のヘリコプター
税金で買ったヘリコプター いざというときに飛べないヘリコプター」
「ここまでケンカ腰になっていいのか!!?」と、ものすごい衝撃を受けた。それからというもの、僕は時の首相がバカな発言をすればそれをからかい、食品会社が不祥事を起こせばそれを皮肉るような歌詞を書いた。でも、僕のバンドのような無名バンドがこんなことを歌うのは簡単だけど、
タイマーズのフロントマンは、
「日本一のロックスター」と言っても過言ではない、
忌野清志郎だぜ!そんな人がサクッとこんなことを歌っちゃうってのはすごいことでしょう?下手すれば、
今まで築き上げてきたものを一瞬で失うかもしれないんだから。
この曲収録の
阪神大震災チャリ
ティーシングルのA面には、
「サヨナラはしない」というこれまた素晴らしい曲が入っている。まだまだ
清志郎の良さがわかってない人は多いが、早いうちに聞きなさいよ。あの
クセのある声が病みつきになるから。まあRCから入るのが良いと思うけど、このシングルでも十分にハマれるはず。
早いとこ、
「全日本ロック党」の党首として、華々しく財政界にデビューしてもらいたいです。応援で
ヒロトとか
ホフディランとかが来るの。最高でしょう?
サヨナラはしない
↑「ヘリコプター」収録の3曲入りシングル。全曲素晴らしい!
TIMERS