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中国の知識人に尖閣問題を突撃インタビュー!

日韓問題が目立つせいか、少なくともネットで見る限り、日本国内でそこまで盛り上がってないような印象を受ける日中の尖閣諸島(中国語では釣魚島)問題。

さて最近、用事があったのでゼミの先生とお会いしたとき、「日中関係、殺伐としてきてるねぇ」と話を振られたので、思い切って当問題についてインタビューしてみた。大学院の教授という屈指の知識人が語る尖閣問題。これは貴重だぞッ!(笑)

以下、僕:P、先生:D。

P:「先生は釣魚島問題をどうお考えですか?」
D:「うーん・・これは答えにくいんだけどね」


僕含め日本人の学生や友達等、個人に対しての意見ではなく、あくまで日本政府への意見だ、と前置きして先生はこう語った。

D:「日本が100%悪いよね」

――えっ(゜д゜;)


いきなりの100%断定に驚く僕。「(゜д゜;)!」←こういうのとか入れると、なんか煽ってるように見えなくもないので、ここからはインタビュー形式をやめ、箇条書きにしていきます(苦笑)。

1,あの島を両国とも触れちゃいけない聖域として扱うべき。中国人は、日本が韓国の竹島占領に対して思ってるのと同じことを思っているということ。

2,日本はまず自衛隊を撤退させて、今後はお互い干渉しないことにすればいい。日中関係は世界的に見ても非常に大事な関係なんだから、こんなことでこじらせてはいけない。

3,ちなみに所有権は中国にある。第二次世界大戦後、アメリカが日本にあの島の管理権を渡しただけである。管理権と所有権は違うのだ。

4,歴史的に見ても、あそこはずっと中国のものであり、それをある日突然占領したのが日本。これには100%の中国人が怒っている。

5,この問題から戦争に繋がったら、100%の中国人が戦争を支持するのは間違いない。そうなったとき、経済が下火の日本は中国という大市場を失い、もっと悲惨な目に遭うだろう。


いろいろツッコミたい点はあるだろう。僕もほんとにその場でツッコミたかった。特に「4」の「歴史的に見ても~」のくだり、それを言ったら、ウイグルチベットは直ちに独立していいことになる。でも、反論すると卒業させてもらえなくなりそうなので、最後は適当にヘラヘラ話を終わらせた(苦笑)。

ということで、「中国では知識人ですらこんなことを言っているのか」とちょっとガッカリ。自分の意見らしい意見が「怒ってる」だの「戦争になる」ってのもつまらない。

こんなこと、小学生だって言えるぞ(´ω`;)

総評。前に書いたとおり、僕は自分で証拠を見ない限りは、尖閣諸島は100%日本のもの!」と言い切るつもりはない。また、今回のインタビュー掲載の目的は、あくまで「中国の知識人がどう思っているのか」を紹介したいだけであり、ナショナリズムを刺激する目的は一切ないということを追記しておこう。

個人的には、さっさと国際司法裁判所でケリをつけてしまえばいいと思います。日本も中国も韓国も、他国への敵意を政治的パフォーマンスに利用してるだけじゃないか。こういうの、現地にいる人には非常に迷惑な話なのだ(苦笑)。

以上。