いやー、今日の風の冷たさはすごかった。ぼちぼち本格的に雪降り始めるんだろうなぁ。雪降るとさ、地面凍るから滑らないように歩かなきゃいけないわけ。すると、変な筋肉使うらしくて、しばらく足が筋肉痛になるんだよね。あれが非常に嫌だ。
さて、ちょっと前にバスの乗り方
について書いたが、今回は、ハルピンのタクシーについて書きたいと思う。特筆すべきポイントは以下のとおり。
1、初乗りは8元(約120円)
2、距離によってのみ運賃が上がる
3、相乗りがしょっちゅうである
4、乗車拒否もしょっちゅうされる
5、乗車中にときどき事故る
6、燃料費という名目でプラス1元かかる
それでは、順に補足していきます。
1ですが、日本人だと、まずこの値段の安さに驚くのではないだろうか。ただ、バスが「どこまで行っても1元」であることや、他の物価を考えていくと、決して安くはないということに気付いていくのだが・・・・。
2は、ハルピンのタクシーは、「日本と違って乗車時間を計測しない」ということ。つまり、1キロの道に3分かかろうが、大渋滞で1時間かかろうが値段は同じ。ちなみに、これは同じ中国国内でも地方によって異なり、瀋陽では日本と同じく時間も計測していた。
3の相乗り、これが我々外国人にとって、一番とっつきにくい個所ではないだろうか。どういうことかというと、ハルピンのタクシーは、「すでに客が乗っていても乗れる」ということ。客が乗ってるのに、「空車」のランプが点いてる場合もあれば、同じく客が乗ってるのに、手を挙げれば止まることもある。
気になる価格だが、これは運ちゃんの気分次第と言っても過言ではない。運ちゃんの体内メーターが正確な場合は、普通に乗るときと同じ価格になるし、混んでる時間帯は足元を見てくる運ちゃんが多いので、プラス10元くらいふっかけられることもある。安くなるってことはほとんどないかな。
ちなみに、混んでる時間帯は以下のとおり。
7:00~8:00(通勤時間)
17:00~18:00(帰宅時間)
20:30~21:30(一杯飲んで帰る時間)
上記の時間帯、特に真冬はタクシーがなかなか拾えず、拾えてもふっかけられる場合があるので注意しよう。
4の乗車拒否、これは目的地を告げたあとに断られる場合が多い。2で書いたように、ハルピンのタクシーは時間で計測しないため、渋滞が予測される方角を告げると、乗車拒否される傾向が強い。盛り場(笑)からウチまでの道は結構渋滞するので、しょっちゅう過ぎて慣れました(笑)。
5は、さらっと書いてしまったけど、よく考えると結構怖いよね。でも、中国の交通事情のすさまじさ
は世界的に有名だし、さらに、2で挙げた理由が運ちゃんを焦らせ、それに輪をかけて凍りつく真冬のハルピンの道路。まさに「天・地・人」(笑)。
実際に僕が乗ってるタクシーが事故ったのは、この1年ちょっとでたったの一回。それもちょっと前の車のカマを掘った程度だが、真冬は、一日一回くらいタクシーが事故ってるのを見るなぁ。何しろ道路ツルッツルで滑るからね。こればっかりは自分が気を付けててもどうにもならないが、タクシーに乗るのも自己責任ってことですね(苦笑)。
6の燃料費は、コメントでHarryさんからご指摘いただくまで忘れてました(笑)。「石油が値上がりしたから」という名目で、必ず料金にプラス1元かかります。つまり、初乗り料金でも実際は9元っていうことですね。(2010年11月2日追記)
というわけで、物価を考えると安いとは言えないが、それでも日本人からするとやっぱり安いタクシー。僕は「待つ」という行為が嫌いな人なので、バスが来ない場合にはすぐに乗ってしまいます。また、バスと違ってスキマ風に悩まされることもないからね、冬場は特に重宝します。
いずれにせよ、絶対に遅刻できない場合などには、タクシーに乗ることもあると思いますが、価格のトラブルや交通事故等にはくれぐれも気を付けてください。