in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

私が愛した漫画たち「アドルフに告ぐ」

僕の好きな漫画ランキングベスト3!手塚治虫先生の「アドルフに告ぐ」!

本作はもう「漫画好きなら抑えておかなければならない」みたいなバイブル的扱いをされてしまっている作品なので、今更多くを語る必要はないかもしれない。レビューしてるブログなんていくらでもあるだろうしね。

さて、本作との出会いは小学校4年生のとき。僕と同じく漫画好きなヤツが一足先に読んでいてね。僕もソイツも少年漫画は少年漫画で大好きだったが、一方で漢字が多い、ちょっと対象年齢が高い漫画を読んで背伸びする癖があった。ソイツに先を行かれるのが嫌だったから読み始めたんだっけ。

でもね、本作はやはり小学校4年生には難しいんだよ。ただ、突然主人公・草平の弟イサオの存在そのものがなかったことにされる描写は恐ろしかったし、ランプの執念はほんとに怖かった。一方で小便で火を消そうとする草平の描写には笑った。そんなこんなで「よくわからなかった」というのが最初の感想だったっけ。

ただ、中学に上がり、ナチスというものを知ってから読むと、全く違う物語として僕の心に突き刺さってきたユダヤ人とドイツ人という壁を越えた二人のアドルフの友情、ユダヤ人を虐殺しておきながら、実は自身にユダヤ人の血が流れていることに苦悩するヒットラー、その秘密のカギを巡っての血なまぐさいやり取りの数々、そして最後には殺し合う二人のアドルフ・・。

変な疲労感に包まれながら「すごい物語を読んでしまった」と思ったのを今でも強烈に覚えている。「漫画好きなら抑えておかなければならない」とは言わないが、漫画好きなら、これを読まないのはあまりにももったいないと思う。

以上

私が愛した漫画たち「ドラえもん」

僕の好きな漫画ランキングベスト6。ここで国民的漫画「ドラえもん」が登場。

ドラえもんはね、大長編は別として、通常のコミックスは「サザエさん」や「クレヨンしんちゃん」等と同じく、あくまで日常を描いているので、大きなヤマがあるような漫画ではない。

では、なぜ僕の好きな漫画ランキングベスト6に入っているのか?それはもうドラえもん本人(本猫?)の魅力」に尽きる。漫画内では面白い顔扱いされることが多いドラえもんだが、とにかく表情が豊かで可愛い。意外に人間らしくてスケベだったり意地悪だったりするしね。

あと説教臭くなく、科学からことわざまで、いろんな知識をさりげなく教えてくれるのもよい。僕が小学生の頃なんかは、まだまだ漫画の地位が低くて、「漫画読むなら本を読め!」が大人たちの口癖だった。そもそも「漫画は読むものじゃない、『見る』ものだ!」なんていう先生もいた。でも、僕はドラえもんからいろんなことを学んだよ。

そして、ドラえもん「SFギャグ漫画」というカテゴリーになるわけだが、「SF」の方にスポットが当てられがちだ。しかし、実はギャグ漫画としてもめちゃくちゃレベルが高いことを知っている人は意外と少ない。好きなシーンはいくらでもあるのだが、僕が好きなシーンをいくつか貼っていこう。

 

「よし、ぼくにまかせろ」

 

しずちゃんの「ツー」のスピード感

 

出来杉のお母さん初登場

 

「笑ってはいけない」や「ドキュメンタル」に通ずる笑い

 

いかがだろうか?こんなに可愛いドラえもんがためになる知識も教えてくれて、更にレベルの高いギャグまで散りばめられている。さすがに「国民的漫画」と言わざるを得ないだろう。

以上

私が愛した漫画たち「賭博黙示録カイジ」

僕の好きな漫画ランキングベスト7。注意しなければならないのが、僕がベスト7として挙げているのはあくまで「黙示録」であり、カイジシリーズ全体」としての評価ではない。「破戒録」以降も地下チンチロ編や救出編は面白かったけど、シリーズ全体として見れば今のところベスト30も危ない(笑)。

さて、この賭博黙示録カイジを初めて読んだのは20歳くらいの頃だったかな。漫画好きの友達が「今話題らしい」ということで、限定ジャンケン編を全部貸してくれたのだ

記念すべき1ページ目に書かれていたのは「未来は僕らの手の中」──ブルーハーツじゃん!といきなり先制のジャブを喰らった気分だった。下手な絵は気にならなかった。

そして、高級車にいたずらして回るダメダメな主人公・カイジがヤクザの口車に乗せられてエスポワールに乗船する。いきなり詐欺師・船井に騙されて致命的なミスをするが、窮地に立たされてから徐々に覚醒していくカイジ読み始めたら止まらなかった。そのままなけなしのバイト代をはたいて全巻揃えたっけ。

そして、衝撃の鉄骨渡り編。もうこれが名台詞のオンパレードなわけ。

「人は生まれながら心中に怪物を飼っている・・その名は死・・死ぬということ・・」

「金もいらないっ!何もいらないっ!40まで借金でもいい・・なんでもいい・・ただ生きたいっ!

「あの怖がり屋、臆病者の石田さんが無言で落ちた・・!」

「世界に57億の民がいるのなら・・57億の孤独があり、そしてその全てが癒されぬまま死ぬ・・」

「人間が・・つまり・・希望そのものだったんだ・・」

最後、ガラスの階段に足を乗せるカイジには心底感情移入してしまい、初めて読んだときは震えが止まらなかった。

そしてEカード編。これも緊張感を保ったまま話が進み、焼き土下座、クジ引きでの敗北まで目が離せない展開が続いて黙示録は終わる。僕の好きな漫画ランキングベスト3は今後紹介していくが、ここまで心拍数を上げてくれた漫画は他にない。

以上

私が愛した漫画たち~紙の書籍派か電子書籍派か

結論から言うと、僕は電子書籍である。理由は下記。

1, 場所を取らない

これは電子書籍派の誰もが真っ先に挙げるメリットだと思うが、ほんとにこれは大きくて、所有している書籍が多ければ多いほどその恩恵は大きい。僕もかつて1,000冊は漫画を所有していたが、漫画に限らず書籍ってのは何しろ場所取るんだよね。重いし。

前職で2回引っ越してるんだけど、そのたびに1,000冊持っていくと、もう漫画のパッキングだけで疲弊するという。その後、僕は脱サラして中国に留学するわけだが、さすがに中国にまで漫画を1,000冊は持って行けない。かといって一度実家を出てるから、また実家に送り返すわけにもいかないので、とりあえずデータにして中国に持って行った。

2, 持ち運びがしやすい

まあ、これは「1」で挙げたメリットとほぼ同じだが、中国留学中にiPad買ってからはほんとに捗ったな。「僕の好きな漫画ベスト7は決まっている」と前に書いたが、その7種の漫画は常にiPadに入れている。重量はケースとか入れても500gほどだ(iPad miniなので)。

これら7種は全部で200冊分くらいに相当するが、それがわずか500g。他にも常に500冊くらいは漫画を入れているが、それでも当然重量は変わらず500gだ。今の会社に入って10年。引っ越しこそしてないものの出張が多いため、やはり電子書籍が便利。データが入ったHDDを持って行けば、「どの漫画を持って行こうかな?」とか迷う必要がない──その迷う作業が楽しいってのも、もちろんわかるが。

3, 暗い場所でもライトいらずで読める

最近は、リモコンやスマホから部屋のライトを消したりってできるけど、それでも眠くなったら「ライトを消す」という1アクションを挟まずにそのまま寝られるのは意外とメリット。もっとも、めちゃくちゃ目に悪いらしいけどね(苦笑)。

4, 手がカサカサにならない

僕は手が死ぬほどカサカサで、冬なんかは指紋がなくなるレベルで乾燥する。そこで更に紙の書籍を読んでしまうと、ただでさえ少ない指の脂が紙に吸われ、生活に支障が出るレベルになってしまう。その点、電子デバイスだとそういうことはない。

でもね、ここまで電子書籍のメリットを挙げておいて何だが、僕も紙の書籍は好きなんだよね。何しろ本棚に並べたときの、特に完結した漫画を全部並べたときには変な達成感があるよね。並べると背表紙に何か仕込んである漫画も多いし。あとやっぱり見開きとかは紙の方が迫力あるかな。

でも、それらを上回るほどのメリットが電子書籍にはあると僕は考えている。

以上

私が愛した漫画たち「THE 3名様」

僕の好きな漫画ランキング・・・10位には入らないが30位には入る漫画。

この漫画が出た当時、僕は20歳くらいだったかなあ?まんまミッキー、まっつん、ふとしみたいな3人でつるんでたんだよね。ミッキー枠はこの話で出てきた隠れゲーマー、ふとし枠も同じ話で出てきた死んでしまったオタク、そして僕がまっつん枠だ。

僕は当時大学生、ミッキー枠は専門学校生、そしてふとし枠はパパのコネで大手企業で働いていた。なんかね、職業こそ違えどキャラ設定もまんまカブってて、ミッキー枠は「いつか世界一周したい」と言いつついつまでも行かず、ふとし枠はアニメとゲームばかりやってて太っていた。まっつん枠の僕は僕で2人がゲームの話してるのに空気読まずにR&Rの話で割り込んだり、といった具合に(笑)。あと違ったのは、集まる場所がファミレスではなく、それぞれの家だったってことかな。

そして、そんなバックグランドの違う3人の共通の話題がこの「THE 3名様」だったんだよね。「おれたち、ほんとリアル3名様だよな!」って言いながら毎週末集まっては、酒を飲んでたっけ。20歳過ぎた若者がアルコールでベロベロになり、話す話題が「THE 3名様」(笑)──なんと無意味な時間だったのか──でも、ふとし枠のオタクが死んでしまった今や、もう二度とリアル3名様を再現することはできない。

さて、この漫画の内容は毎回読み切りタイプのギャグ漫画だが、ヤマもなければオチもない。無気力な若者たちが集まり、ただくだらないことを話し続けるだけの脱力系(だからこそ大好き)。連載開始時期がちょっとでもズレたら、話題にもならなかったのではないだろうか。21世紀初頭の日本という、景気はすでに地に堕ち、少年犯罪が増えてきたカオスな時代だったからこそ、スマッシュヒットを果たせた作品だろう。

以上

私が愛した漫画たち「まんが道」

僕の好きな漫画ランキングベスト4まんが道」について。

いろいろ書きたいことはあるが、何と言っても藤子不二雄A先生節炸裂のコンプレックス全開な満賀道雄が最高だよね。あとは感情の表し方が素晴らしい。どん底のときはメガネにヒビが入ったり、仕事をやり終えたときとかはメガネから目が消えたり。

また、ページから迫り来る迫力もすごい。同じような漫画としてよくバクマンが挙げられるが、あっちの方が確かに画力はずっと高い。しかし、バクマンディスるつもりはないのだが、ストーリーの面白さもアツさも、まんが道には遠く及ばない。まんが道には「絶対に漫画家になってやる!」っていうアツさでとにかく溢れているのだ。

個人的に好きなエピソードは高校時代の牙沢関連。才野との友情の再確認や、ラストの「ゲーッ!牙沢!」でスカッとするところまで何もかもが完璧。また、意外とラブストーリーも多く──もっとも毎回失恋するのだが──そのたびに漫画への情熱をメラメラと燃やしまくる満賀がとにかくアツいのだ。

この漫画を読んで漫画家を志した人は相当多いと聞くが、僕も藤子不二雄先生のような漫画家になりたかったし、高校に上がるまでは結構ガチで描いていた。中学生の頃、当時流行っていた「特攻の拓」等ヤンキー漫画のエッセンスを取り入れた僕のオリジナル漫画「東京大乱闘」は学校でそこそこ話題になり、当時の番長から「おれをキャラとして出せ」って言われたり、夜呼び出されて街灯の灯りで続きを描かされたりとリアル満賀道雄みたいなこともしてたっけ(笑)。

結局「モテないから」という理由で、高校に入る頃には漫画を描くのは封印した。思えば「モテないから」という理由で封印した趣味は多いなぁ。ゲーム、漫画、LEGO等々・・・。まあだからこそ今の僕があるのだが。

ということで、まんが道僕の人生や人格形成に大きく影響を与えた漫画の一つ。

以上

私が愛した漫画たち「(横山光輝)三国志」

僕の好きな漫画ランキングベスト5「(横山光輝)三国志」について。

僕と同世代で三国志が好きな人って、多分だけど90%くらいの人が横山光輝先生の三国志からハマったと思う。当時は三国無双みたいなゲームもなかったしね。さて、この横山光輝三国志って、

貧しい出身の劉備関羽張飛という豪傑と義兄弟になる

→国土こそなかなか持てないが、各地でその人間力を発揮して少しずつ名声を高める

→そして、ついに孔明という稀代の軍師を得る

赤壁やら定軍山やらの勝利を経て、いよいよ劉備が自分の国土を得る

このあたりまでは典型的な少年漫画のストーリー展開なわけだ。当時、小学校3年生で少年漫画しか読んでなかった僕は──いや、三国志の前知識がなかったほとんどの少年読者は、このまま劉備が天下統一して三国志は完結するものだと思ったはずだ。関羽が麦城に追い詰められたときだって、劉備張飛が颯爽と現れて関羽のピンチを救うと思ったはずだ。

ところが本三国志もベースは歴史。無惨にも関羽は捕えられて斬首させられてしまう。このあっけなさというか儚さは、少年時代の僕にはトラウマレベルでショックだった。この後も長く続く漫画ライフで、一番最初に「えぇぇーーーっ!!!?」って叫んだ漫画だと思う。

この関羽が斬首される42巻を皮切りに、曹操張飛劉備と初期からの登場人物が次々と舞台から消えていく。ハッピーエンドじゃない漫画を読んだのは初めてだったが、なぜかこのあまりにも現実的なストーリー展開に惹かれ、小学6年生のときの夏休みの自由研究は横山光輝三国志人物事典」。以降、三国志(正史)を原文で読みたい」という思いから中国語の学習を始め早数十年。今は中国語を使って仕事してるし、横山光輝三国志は今でも大好きな漫画だ。

余談だが、僕の祖父母が続けて亡くなった時期があり、そのとき「まるで42巻以降の三国志のようだ・・・」と悲しくなったのを覚えている。

以上

 

私の愛した漫画たち

漫画・・・それは僕の人格形成においてかなりのウェイトを占めている。

人生哲学は火の鳥から、粋な言い回しはほとんどドラえもんから学んだ。40代のくせに天邪鬼で不思議ちゃんなのは、きっとまんが道の影響だ。現在、僕は中国語を使って仕事をしているが、それはもともと「(横山光輝)三国志にハマったからだ。

いずれ僕の好きな漫画ベスト10を発表したいが、実は7位までしか決まってないのが現状である。取り急ぎ、今回は「ベスト7には入らなかったが大好きな漫画」を書く。ちなみに順不同。

・ゴリラーマン

THE3名様

あしたのジョー

カムイ伝

・新ジャングルの王者ターちゃん

ジョジョの奇妙な冒険

スラムダンク

ちびまる子ちゃん

ドカベン

べしゃり暮らし

るろうに剣心

闇金ウシジマくん

寄生獣

逆境ナイン

自殺島

殺し屋イチ

最終兵器彼女

・死神くん

聖闘士星矢

道士郎でござる

・同棲時代

漂流教室

僕だけがいない街

野球狂の詩

さくらの唄

はだしのゲン

進撃の巨人

喧嘩商売/稼業

とりあえずこんなものだろうか。ベスト7をほぼネタバレしてしまっているが、そこはご愛嬌。一つ一つの作品については、いずれ深堀して書く予定。

以上