ハイロウズは、ティーンの僕がまさにリアルタイムでハマったバンド。とはいえ、ブルーハーツにハマってからハイロウズにハマるまではちょっとタイムラグがあった。ブルーハーツが好き過ぎて、ヒロトとマーシーの新しいバンドをなかなか受け入れられなかったんだよね。あと、メッセージ性皆無のスタイルに慣れなかったってのもある。
そんな中発売されたのが「バームクーヘン」だ。うろ覚えだが、「このアルバムはちょっと生き急いでる感じがして死の臭いがする。それゆえにブルーハーツっぽいのかも」みたいなことをマーシーが何かの雑誌のインタビューで語っていて、「それなら聴いてみるかあ」と近所のCD屋でレンタルした。
1曲目「罪と罰」・・・うん、普通にかっこいい。2曲目「チェンジングマン」・・・うおー!めちゃくちゃかっこいい!切れ味の鋭いギターから始まり、リズム隊が乗っかっていく。「君がそう思うなら、ガラクタも宝物だろ?」と歌うヒロトの声は僕が大好きなヒロトのそれだった。
つづく