in my life

趣味についてひたすらアウトプットしていきたい

私が愛したR&Rたち「THE BLUE HEARTS」

一回目はやっぱりブルーハーツかな。

もともと「リンダリンダ」とか「トレイントレイン」とかは知っていたが、ちゃんとアルバムを聴いたのは高校二年生のとき。CD屋でバイトしていた実兄がレンタル落ちのブルーハーツのアルバムを「PAN」以外全てもらってくれたのだ。

「久しぶりにリンダリンダ聴くか」と1stアルバムをaiwaのコンポに入れ、再生ボタンを押した。相変わらず良い曲だった。そのまま放置してたらリピート機能が働き、一曲目の「未来は僕らの手の中」が始まった──多分これが大袈裟ではなく僕の人生を変えた。

中学三年のとき、正々堂々のタイマンで負けて以来、すっかり自信を失くしてジメジメした暗い性格になった僕(しかもメガネ)は地元の知り合いが誰もいない高校に入った。でも環境が変わっても暗いメガネのままだった。そんな僕が「よし!コンタクトにしよう!」と思い立ったのだ。そう、高二デビューだ!(笑)──周りから見れば、いや、自分から見たってただの笑い話だけど、ティーンの僕にはこれほど大切なことはなかった。

以来、性格が前向きになり、だんだんと本来の自分を取り戻していった。ギターも始めたし、好きだった子と制服デートもした。その代わり「三角定規じゃ測れないもの」や「学校もジュクもいらない」ことや「大人たちに褒められるようなバカにはなりたくない」ことを勘違いして捉え、成績はバカみたいに下がっていったが(笑)。

話が大分逸れたが、最終的に「じゃまーる」ブルーハーツの未発表音源テープを5,000円くらい出して買ったりするくらいまでハマった。そのテープは本物で「僕はどこへ行った」とか「涙の男」とか「おやすみなさい」とかが入ってたっけ。

今では、さすがにブルーハーツの歌詞に出てくる大人側の年齢になってしまったこともあり、また聞き過ぎて飽きるかもしれないのが怖いので、ブルーハーツを聞く回数は意図的に減らしている。それでも、僕の人生を変えてくれたバンドとして、今でも「一番好きなバンドは?」と聞かれたら、迷わず「ブルーハーツ」と答えている。これは生涯変わらないだろう。

以上