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私が愛したR&Rたち「THE BLUE HEARTS:少年の詩」

ブルーハーツについての話題が続きます。

この曲、そりゃあもう大好きで、特に初めて聞いた高校二年生の僕にはぶっ刺さりまくった。マーシーの粗いミュートギターから始まり、しゃがれたヒロトのボーカル、コーラスも良いし、河ちゃんのベースもPOPで梶くんのドラムも跳ねるようだ。サビの「そしてナイフを持ってた」ってのも響いたなぁ。

さて、この少年の詩、2番の歌詞の解釈の仕方で意見が分かれているのをご存知の方もおられよう。まずはその問題の歌詞を見て行こう。

 

僕やっぱり勇気が足りない I Love Youが言えない

言葉はいつでもクソッタレだけど 僕だってちゃんと考えてるんだ

どうにもならないことなんて どうにでもなっていいこと

先生たちは僕を不安にするけど それほど大切な言葉はなかった

 

──何が問題か?それは最後の「それほど大切な言葉はなかった」だ。

これは直前の「先生たち」に係り、「先生たちの僕への言葉の中には、それほど(さほど、大して)大切なものはなかった」という意味に捉えるのが一般的な解釈と言われている。

一方で、僕が好きなのは「I Love You」に係るという考え方。女を追いかけまわしている(でもI Love Youが言えない)僕に対して、先生たちは不安にさせるようなことばかり(批判ばかり)言うけど、「僕にとってそれ(I Love You)より(ほど)大切な言葉はない」という風に捉える解釈。

こういうとき英語で解説できると伝わりやすいのだが、あいにく僕は中国語学習者でね(笑)。なので中国語で書くと、

前者「老师所说的一切都并不重要」

後者「说我爱你是无比重要的」

と言ったところだろうか。大した中国語じゃなくて申し訳ないが。書いているうちに気付いたが、日本語の「さほど大した〇〇ではない(ネガティブな用法)」「それよりも〇〇はない(最上級にポジティブな用法)」の違いか。

ブルーハーツファンの皆様は、どっちの解釈が好きでしょうか?ちなみに公式では前者が正しいらしく、ヒロトもその誤解を避けるため、中期以降は「それほど大切な言葉『じゃなかった』」に歌詞を変えていたそうです。それでも僕は後者を推すけども(笑)。

以上